製品開発
現在、外科・整形外科手術に使われる医療機器はチタン合金製が主流であり、生涯にわたって体内に残存するため、痛みや炎症、検査時の画像等で様々な不具合が報告されています。メルフロンティアが持つ独自のマグネシウム合金技術を用いた医療機器は、体内で分解・吸収される機能をもつため、手術に用いた器具が治療後に徐々に消えてなくなるという特徴を持つことで、チタン製の医療機器で生じていた不具合の解消が期待できます。
【生体吸収性材料としてのマグネシウム】
生体吸収性材料は生体内で分解・吸収されるため、体内に埋植する医療機器に使用されています。
生体吸収性のメリット
- 除去手術を必要としない
- 長期間にわたって体内に異物が残存しない
- 成長期の子供に適用できる
- ストレスシールド効果(インプラントによる骨密度の減少)が生じにくい
生体吸収性材料の中でもマグネシウムは、以下の利点により優れています。
- 生体必須元素の一つであり、生体適合性が高い
- 金属特有の機械的強度を有する
- 従来の医療材料に比べ金属アーチファクト(画像の乱れ)が生じにくい
- 同じ生体吸収性材料の高分子化合物に比べ高強度かつ分解性に優れる


【マグネシウム合金・加工技術】
生物学的安全性が確保されたマグネシウム合金(FAsorbMg®)


高精度なマグネシウム合金部材


【開発製品】


